笠岡から久米島へ by 山本親子
<笠岡のレポート>
高島の海
カブトガニ博物館
恐竜公園
<海賊王と海の教室二〇一七 in 久米島に参加して 山本 真祐禾>
中学生になって初めての夏休み、私は久米島に行くことになりました。久米島と聞いたとき、どこにある島なんだろうと思いました。
八月十八日、那覇空港に着きました。その日は沖縄本島のホテルに一泊。まず、国際通りで星の砂のブレスレットを買いました。星の砂は、沖縄の離島のビーチで取れる微生物の死骸だそうです。買った時は、かわいくきれいな砂だと思ったのに、後で調べると微生物の死骸だなんてビックリしました。
次に、牧志公設市場に行きました。色鮮やかな魚が売られていて、地元、笠岡では見れない魚が沢山いておどろきました。笠岡とは全く食文化が違うのだなと思いました。
それから、沖縄県立博物館・美術館に行きました。建物がとても特徴的でした。その時期は「海のビックリ生物展」が開催されていました。台湾のハブなど外来種のヘビが沖縄に入ってきていると展示されており、ハブだけでもたいへんなのに余計にたいへんだなと思いました。
八月十九日、いよいよ久米島にフェリーで向かいました。フェリーで片道3時間かかりました。フェリーで見る景色は、見渡す限り海原が広がり、瀬戸内海で見るような島々が連なる景色ではなく、とてもきれいでした。フェリーの中で、海賊王が登場し、パイレーツ・オブ・カリビアンに出てくるジャック・スパロウにすごく似ていました。フェリーの操舵室も特別に入らせてもらえました。ボタンやスイッチなどが数えきれないほどあって操縦する人達はとてもすごいなと思いました。よく、クジラも見れるそうです。
久米島に到着し、バスでホタル館へ行きました。そこにハブが展示されていて、初めてそんな近くで見ることが出来ました。近くで見て、全然動かなかったけどネズミが一緒に入っていて、ネズミが食べられるのかと思うと、とてもこわかったです。ホタル館の回りはとても自然豊かで、笠岡では見ることが出来ない木登りとかげや蝶など南の島ならではの動植物を見ることが出来て感動しました。
次に、ビーチへ移動してゴミ拾いをしました。思ったよりゴミが沢山あり、プラスチックのゴミが多かったです。なんだか残念に思いました。笠岡の砂浜とは違って、砂がサラサラでした。不思議に思っていたら、サンゴの屍骸が波で粉々になったものが砂になっているそうです。すごくおどろきました。まだ削られていないサンゴの屍骸が沢山打ち上げられていました。とても暑かったので、海に入りたかったです。宝探しでは、みんなで一生懸命探したけど、全部は見つけることが出来ませんでした。見つける事が出来た人達はいいなと思いました。その後、パワーストーンが海賊王から配られ、新海賊王が誕生しました。海賊王の帽子がとても似合っていました。
八月二十日、この日は朝からオプションツアーに参加しました。生まれて初めてシュノーケリングをして、最初は息が上手に出来ず、船からはなれることができずにいましたが、慣れてくるとサンゴ礁や魚を見ることが出来だして、海の透明度や魚の美しさ、サンゴ礁の美しさに感動しました。船の上から海底まで、3メートルあるというのにキレイに底まで見ることが出来て自然の美しさに感動しました。このままの美しい自然を守っていかなければいけないなぁと思いました。まずは、絶対に海にゴミを捨ててはいけないと改めて感じました。その後、ハテの浜へ行きました。
ハテの浜は、本当に何もなくただただ白い砂浜と青い空が広がる初めて見る景色でした。見たことのない貝がらがありました。岩の影には、魚が隠れていました。そうこうしていると、急に空が暗くなってきて、大雨になりました。雷も鳴り出して、南国のスコールなのかなと思いました。帰りは干潮になっていて、船がサンゴ礁をさけながら蛇航して進んでいましたが、途中何回かサンゴ礁に船底をこすってしまっていました。船の上から見た青いヒトデが海の星のようにキラキラして見えて、美しかったです。
帰りもフェリーで、3時間かけて沖縄本島へ帰りました。帰りは、風が強く船もゆれ、波しぶきもデッキに打ちつけていました。
今回、特派員として参加させていただき、ふだん経験出来ないことを経験し、とても貴重な心に残る3日間になりました。
ありがとうございました。
<保護者の感想>
海の教室に参加して親子共に海に関心を持つようになりました。沖縄の海と地元の海の違いを体感したことが大きかったと思います。
久米島には初めて訪れたのですが、文化や生態系など全く違っていて、おもしろいなと思いました。自然も美しかったです。
特派員のミッションでビデオ撮影があったのですが、これが結構大変でしたね。何をどう説明するのか少し悩みました。
次回も機会があればぜひ参加したいです。